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2012年9月 8日 (土)

【映画見聞記 vol. 406】

【映画見聞記  vol.<br />
 406】
昨日は〈TOHOシネマズ みゆき座〉にて『情婦』を観ました。

アガサ・クリスティの短編小説『検察側の証人』を、名匠ビリー・ワイルダーが映画化した法廷ドラマ。

大金持ちの女性が殺された罪で容疑者とされたレナード(タイロン・パワー)は、弁護をロンドンきっての弁護士ロバーツ卿(チャールズ・ロートン)に依頼。

レナードのアリバイを立証出来るのは、妻のクリスチーネ(マレーネ・ディートリッヒ)だけだが、妻の証言ではアリバイが成立しない。

そして公判の当日、検察側の証人として、何と妻のクリスチーネが立ち、意外な証言をする…

さして映画の知識も無い大学1年生の時にビデオを借りて観て、思い切り度肝を抜かれた作品。

その時、共に観ていたパパも観るのが初めてだったらしく「何だコレ…凄い面白いぢゃないか」と云ったのを、昨日の事のように覚えております…ま、16年前ですがね?(←知ってるよ)

「また観てきたけど、矢っ張り凄いな?」と、ひと足早く再見してきた好楽の興奮に触発されて、アッシも16年振りに再見してみる事に…さて、如何なもんでしょうか?

エンドクレジットで「御覧になってない方の為に、此の結末を決して口外しないでください」と出るように、衝撃的なサゲではありますが、再見なので最早そこには驚かないものの、物語の骨格がしっかりしている為、再見に耐えうる名作だと云う事を、改めて痛感させられました。

サゲ間際に少し無理な力業があるものの、とにかく高木ブーさんをしっかりさせたようなC・ロートンの老獪な弁護と、マレーネ・ディートリッヒの冷酷な証言との丁々発止だけで、観る価値があります。格闘技を観ているかの如く興奮。

優しい顔した二枚目のタイロン・パワーをはじめとして、付き添い看護婦や耳の遠いお手伝いに至るまで、キャスティングにピタリとした顔(人)を持ってくるのは、ワイルダーのこだわりでしょう。

ちょっぴり皮肉で洒落た会話は、ワイルダーの真骨頂。C・ロートンと、やかましい看護婦役のエルザ・ランチェスターとの会話が、正にそれ。

冒頭、車の中で看護婦が「窓を閉めましょうか?」と聞くと、弁護士が「口を閉めたまえ」と…ずっとこんな調子で続くのですが、つかみからして見事。

あと再見して気付いたのは、金持ち婦人とT・パワーが帽子の見立てで出会うところ、またドイツでT・パワーとディートリッヒの出会うところの〈再現ドラマ〉が、洒落てて素敵。

昨日まで〈みゆき座〉で上映されておりました。コレを読んで観たくなった皆さん、DVDを借りて是非♪ o(^-^o)(o^-^)o

今日から同劇場、これまた大学1年生の時に観て衝撃を受けた、矢張りワイルダーの名作『サンセット大通り』が上映されます!観に行きたァい♪ O(≧∇≦)o

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