【映画見聞記 vol. 196】
昨日〈シネカノン有楽町2丁目〉にて『ミルク』を観ました。
此の作品は、70年代に初めてゲイであることをカミングアウトし、同性愛者の権利獲得の為に闘った政治活動家・ハーヴェイ・ミルクの伝記ドラマ。
「しかし御隠居さん、ハーヴェイ・ミルクってのァ懐かしいですねェ?」
「おっ、八っつぁん知ってるかい?」
「いいえ〜♪」
「何だよオイ…」
そのミルクを演じたのは、ご贔屓役者のショーン・ペン。今作で見事、オスカーの主演賞を受賞!監督は、ガス・ヴァン・サント。
「それでは『ミルク』、開場しまァす!」
入ってみると、私だけ…気分は〈淋しい熱帯魚〉だ。
誰もいない劇場の3列目でぼんやりしていると、後ろから「アレ、王楽兄さんぢゃないですか?」と…。
「誰やねん?」と振り返ると、そこに立っていたのは林家たこ平くん。正蔵師匠の2番弟子の方です。
「何で観に来てんの?」と大きなお世話な質問をすると「評判がいいから観に来たんです」だと。
「そっかァ、まさかこんな処で会うとは思わなかったね?ブログ用に、たこちゃんの写真撮っていい?」と、了解を得るか得ないかの内にケータイカメラを構えると「ウワ〜、勘弁して下さい!」と、けんもほろろ…まるでスクープ誌の記者になった気分でした。
そんな訳で写真を撮るのに失敗した私は、後ろにたこ平くんの存在を感じつつ観始めました。さてさて、どんなもんぢゃろ…
〈闘う男〉の生き様に「無駄に生きるな熱く死ね」の精神を感じたものの、個人的にはさして感動はしませんでした。
ショーン・ペンが、仕種から内に秘めたる熱き血潮に至るまで、文字通り〈入魂〉の演技。
保守派のダン・ホワイト役のジョシュ・ブローリンが、北澤仁副会長に見えました。
そういえば、作品中でミルクが「おい、タコ」って云ったんですよ。
「アラ!たこ平くんの一念が通じたのかな?」と思いきや違いまして、何でも〈タコ〉ってのは、侮蔑の意を込めた呼び名なんですって。
だから終映後のたこちゃん…気の所為か、誇らしげでした♪(←気の所為だね)
今後とも私同様、林家たこ平くんを宜しくお願いします! ( ^^)Y☆Y(^^ )
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コメント
うぴゃー!!! 一回だけで6万くれたあぁぁwwwwww
金玉交互にキュポキュポ咥えながら高速手コキされたもんだから
即イキしちゃったのがちょっともったいなかったな(^^;
http://komachin.anusu.net/bdkCfw3/
投稿: ちょwwおまwww | 2009年5月22日 (金) 22時49分
先週、わたくし、約1年半ぶりに映画館へ行って、『余命1ヶ月の花嫁』を観に行きました。ドキュメンタリーを元にした作品だったんですが、主演の榮倉菜々さんと瑛太さん二人の会話とかしぐさとかがお芝居とは思えず、とても自然な“普通の日々”に思えました。
王楽さんは、こういう実話を元にした映画はどうですか?
投稿: スガワラサラ | 2009年5月20日 (水) 20時10分