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2008年10月15日 (水)

【映画見聞記 vol. 178】

【映画見聞記 vol.<br />
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昨日は、北澤仁副会長との月例〈活写会〉でした。今回が、第31回目でごんす。

前回が、記念すべき〈第30回〉だったので特別に3本も観ましたが、今回も調べてみたらちょうどいいタイムテーブルがあったので、頑張って3本観ることに決めました。

今回は『おくりびと』『ウォンテッド』『トウキョウソナタ』の3本。

先ずは〈丸の内ピカデリー1〉にて『おくりびと』。

【モントリオール映画祭】でグランプリを受賞し、国内でも大変評判のいい作品でしたが…

勿論つまらない訳ではありませんが、予想の範囲内…想定内の面白さでした。

映画の基本的な文法に沿って撮られているので、教科書として観させて頂きました。下記のような筋書き…


オーケストラのチェロ奏者が、解散して仕事がなくなる→

夫婦で田舎に帰り就職決定→

…が、変な社長でおまけに仕事は〈納棺〉→

嫌な事もあったが、遺族に喜ばれたりすることで社長に尊敬の念を持ち、仕事に誇りを持ち始める→

…しかし、田舎なのですぐに悪い噂がたち、女房に逃げられる→

辞めることを決意するが、社長に諭され続ける→

女房が戻った途端、近所の銭湯のおばちゃんが倒れる→

仕事に反対していた女房や同級生(←銭湯のおばちゃんの息子)の前で、納棺をして認められる→

そして春、小さい頃に愛人を作って逃げた父親の訃報が届く→

迷った揚句に父親の元へ走り、色んな思い出が頭をよぎる中、涙を流しながら納棺の儀式


…で、感動的なラスト。私の隣りのおばちゃんなんか、鼻水グジュグジュ云わせながら泣いてましたもん。あれだけ泣いたら、さぞスッキリしたでしょうねェ。

つい先日(11日)お亡くなりになられた峰岸徹さんが、奇しくも遺体役でご出演されてました。心よりご冥福をお祈りします。

もっくんの表情から所作に至るまで、並々ならぬ美しさ…〈シブガキ隊〉だったことを忘れさせたね?義理のお父様・内田裕也さんも喜んでるでしょう♪

来ているお客さんは、ご高齢の方々ばかり。ここで一句…

「おくりびと 観ている人は おくられびと」(←オーイ! (ノ><)ノ)

それから我々2人は、いつも行くパスタ屋〈パレルモ〉にて腹ごしらえ。私はペペロンチーノ、北澤副会長はジェノベーゼを食べながら『おくりびと』の感想を述べ合う…まァ、ミーティングですわ(←そうか?)。

続いて〈日劇2〉にて『ウォンテッド』。

ジョン・ウーを彷彿とさせる美しくも荒唐無稽なアクションらしく、辛口の批評家の方々にも絶賛されていた作品でしたが…

そんなにいいかな、コレ?

物語も〈しがないサラリーマンが、謎めいた美しい女性に自身の持つ秘密を教えられ、戦い始める〉ってな内容なんですが…どっかで観たことあると思ったら『マトリックス』だった。

やかましさと痛々しさばかりが先行して、余り楽しめませんでした。

あの内容のアクションに、ジェームズ・マカヴォイは貧相過ぎるような…。

今や大スターとなられたアンジェリーナ・ジョリーの、ハリウッド女優としての貫禄と迫力ある肉体美があったのが救いか…お父様のジョン・ヴォイトも喜んでるでしょう。

卓球で球を打ち返すような銃の撃ち方はカッコイイ。これから流行るかしら?

余談ですが、J・マカヴォイは〈エドワード・ノートンの家にラッセル・クロウが遊びに来たような顔〉です。

ラストは〈シネカノン有楽町丁目〉にて『トウキョウソナタ』。

世界でも評価の高い黒沢清監督の最新作でしたが…

ウン♪とっても面白い作品でした。

いつも此の監督の映画って、少し無茶苦茶なんですよ。ユーレイやらお化けやらが出たりして…。

今回は〈家族〉をテーマにして、脚本もちゃんとしているし、キャストの皆さんの演技も素晴らしい。

奥さんでありお母さん役のキョンキョンもいいですが、何と云っても香川照之さん…今や日本映画界で、一番の実力者と云って過言ではないでしょう。

『ゆれる』の時もそうでしたが、家族関係がぎすぎすした時のあれほどの緊張感を生むのは凄い…お母様の浜木綿子さんも喜んでるでしょう(←そればっかりや)。

同監督の撮った役所広司さんと萩原聖人さん主演のサイコサスペンス『CURE』を観た時から思っていたのですが、此の監督は何気に音楽の使い方が上手い。

不気味さを際立たせる時など、とても効果的に使われるんですわ。

映る東京の夕暮れの風景が、どこと無く寂しくて不気味に見える…此の監督らしさが爆発してますな?

主人公(香川照之)同様にリストラされている無職の友人(津田寛治)の台詞…

「なんか俺達って、ゆっくり沈んでいく船みたいだよな?もう救命ボートとかとっくに行っちゃってて口元まで水が来てるのにあがいて…もう女小供だけ助けてとっくに行っちゃってるのに…」が、胸にズシンと響く。

受験会場でピアノ演奏するラストシーンは圧巻。風に揺らぐカーテンが、息を呑むほど美しい…。

最高水準の邦画です、是非ご覧下さい m(__)m


今回も充実した〈活写会〉でした♪ちなみに会員募集中です。映画館で、僕等と握手!

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コメント

たくさん観てますねぇぇぇ。
この中で、私が観たのは「ウォンテッド」だけなんですが、私もグロさ&残酷さのイメージが強くて苦手でした・・・。
というより、プロの暗殺集団にしては、一般人を巻き込みすぎてましたよねぇ??※ちなみに私は「つぐない」以来J・マカヴォイファンなんですよ(笑)確かにこの役は・・・超スローでほっぺたがプルプルなってましたよね。
活写会、東京在住だったら喜んで入るのに・・・福岡支部で地味に活動してマスね~。

投稿: こより | 2008年10月15日 (水) 23時15分

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