【王楽・菊六 二人会】


一昨日は〈お江戸両国亭〉にて【三遊亭王楽・古今亭菊六 二人会】。
以前から彼と会をやりたいと思っていたのですが、いつも私の会に来て下さるお客様からも「菊六くんと二人会やってよ」と云う声を頂きましたので、決まりました。
ただ、二人で会をやってくれと云っていたその方に会うと「いや〜、その日は行けないんだよ♪」と…その時、私の中でほんの少しだけ〈殺意〉が芽生えました。
特に何の宣伝もしていなかったので(←『東京かわら版』の情報だけが頼りでした)、お客様がいらっしゃるかどうかを懸念しておりましたが、蓋を開けてみると約30人ものお客様方がいらして下さいました。
しかも嬉しかったのは、見た事のない方々ばかり。遂に時代が、我々2人に追い付いてきたか。
先ずは、楽大くんが『寄合酒』。お母さんがいらしてる前で、よく頑張りました。
続いて私。ず〜っと演りたい演りたいと思っていたのですが、色んな事情で出来なかった『道灌』。
クスグリをそっくり変えて口演。良し悪しは別として、演ってて楽しいのは確か。教えて下さった扇遊師匠には、聴かせられまへん。
お後、菊六さんが『転宅』。私も演る此の噺、そのうえ市馬師匠から習ったと云うルーツまで私と同じだ。
楽屋のモニターで聴いていると、市馬師匠から習った事を(いい意味で)感じさせない。見事〈菊六流〉にしている。随分と高座にかけておられるのでしょう。
仲入りはさんで、再び菊六さん。何と『野ざらし』をサゲまで!
興味津々でソデで聴いていると、いよいよ普段はかからないサゲの部分に差し掛かる…あれだけ歌や仕草で魅了出来るのであれば、サゲまで演った方が良いです。武器になります。勉強させて頂きました。
トリで私は『三味線栗毛』、約半年ぶりの口演でした。
笑いどころが殆ど無い此の噺。此処の様にお客さんの顔が見える狭い会場で、此の噺を演るのは非常に照れるんですが、忍耐強いお客様に救われました。
とってもいい刺激を受けた此の二人会、また機会があればやりたいです。菊六さん、私をおいてかないで!
写真は、打ち上げにて。
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